糸井重里監修のゲーム「MOTHER2」のテキストはすごい!

名作RPGの「MOTHER2」の一番すごいところは、テキストの秀逸さだと思います。コピー・ライターである糸井重里さんが全て考えているので、一つ一つの完成度が本当に高いです。セリフを声に出して違和感がないかチェックしたり、テキストが流れるスピードを調節してよりリアルにしたりと、並々ならぬこだわりが見て取れます。そのテキストの中で、筆者が特に印象に残っているものをいくつか紹介したいと思います。「だれにはなしているのだ」このテキストは、何も無いところで「はなす」のコマンドを選んだ時にでるものです。なにも起こらないわけではなく、このようなつっこみが返ってくるのです。短いテキストですが、おもしろいですよね。すごく効果的だと思います。やさいせいじんのはなし最初の町オネットのベーカリーで買い物をしているおばさんに話しかけると、人にはなしかけることがこのゲームでは大事だと言うことを教えてくれます。その時にそのおばさんが、やさいせいじんの話をしようと思ったけど、RPGでは登場人物の話はゲームを進める上で重要だと思われるからうかつにできない、というセリフを言います。このセリフも単独で秀逸ですし、実際にはこのゲームでは、ゲームとは全く関係ないセリフを言うキャラクターがたくさんいることを考えるとさらにおもしろいですね。どせいさんフォントこのゲームには「どせいさん」という個性的なキャラクターが出てくるのですが、そのどせいさんが話すセリフの文字のフォントがすごく読みにくいんです。これは糸井さんの娘さんの字体を使っているもので、どせいさんがあまり日本語がうまくないことがわかります。すごいアイディアだと思います。コーヒーブレイクMOTHER2の中盤で、主人公がコーヒーを飲むイベントがあるのですが、そうするとこのゲームをそこまで進めてきたプレイヤーに向けて、糸井さんからのメッセージが画面に流れます。こんなことがあるのはこのゲームぐらいしかありませんし、そのメッセージがすごく感動的なんです。

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